最終更新日: 2025年09月09日
ASAKURA 朝倉蒸溜所
(株)篠崎が2020年に開設したのが、新道蒸溜所から車で15分ほどの距離にある朝倉蒸溜所。ここはもともと篠崎の日本酒などを造る蔵で、その一画にスピリッツや焼酎、ジンなどを造るこの蒸留所を開設した。その古い納屋の建物には、樹齢数百年という楠の大木がくい込んでいる。
朝倉蒸溜所が2022年から造っているのが、グレーンウイスキー。原材料は地元朝倉産の大麦(押麦)480㎏、コーングリッツ120㎏、計600㎏だ。糖化を行うマッシュタンは甘酒用の発酵タンクを利用し、発酵は焼酎用のステンレスタンク。1回目の蒸留は焼酎用のステンレス蒸留器で、常圧で蒸留を行い、2回目の蒸留はホルスタイン社製の銅製ハイブリッドスチル。単式で2回蒸留を行うグレーンウイスキーである。
いずれ新道蒸溜所のモルトウイスキーと、朝倉蒸溜所のグレーンウイスキーをブレンドした、正真正銘のブレンデッド・ジャパニーズウイスキーのリリースが期待される。
所在地 | 福岡県朝倉市比良松185 |
---|---|
所有者(オーナー企業) | 篠崎 |
創業年(会社設立年) | 1922年 |
ウイスキー蒸留開始年 | 2022年 |
原料大麦(品種/産地/メーカー・タイプ) | 大麦(押麦)/朝倉産 |
その他の原料穀物 | コーングリッツ |
モルティング設備 | 無 |
ワンバッチ麦芽仕込量/仕込回数 | (コーングリッツと合わせて)600kg |
糖化槽・濾過器/数 | 甘酒用発酵タンク×1基 |
発酵槽/数/張込量/発酵時間 | 焼酎用ステンレスタンク×1基 |
初留器タイプ/メーカー/数/張込量 | 焼酎用ステンレス蒸留器×1基 |
再留器タイプ/メーカー/数/張込量 | ポットスチル+コラムスチルのハイブリッド型(ホルスタイン社製)×1基 |
ボトリング設備 | 有 |
ビジターセンター/見学 | 無/不可 |
製品 | ウイスキー ジン その他スピリッツ |
2022年 | ㈱篠崎としてウイスキー製造免許新規取得、ウイスキーの蒸留開始。 |
---|
更新履歴: | 2023年8月29日/2025年9月8日/2025年9月9日 |
---|
※当サイト内すべてのコンテンツの著作権は、ウイスキー文化研究所に帰属します。無断使用および転載は固くお断りいたします。