最終更新日: 2025年03月18日
KARUIZAWA WHISKY 軽井沢ウイスキー蒸留所
旧軽井沢蒸留所の伝統の技術を継承し、ウイスキーを造っているのが軽井沢ウイスキー蒸溜所。軽井沢町の西隣、御代田町にある御代田蒸留所と同じく、地元で16代続く老舗造り酒屋の戸塚酒造がオーナーとなっている。10数年をかけて地元の農家や観光協会等と関係を築き、軽井沢町発地に土地を取得。2022年12月に初蒸留を行っている。
軽井沢ウイスキー蒸留所のワンバッチは麦芽1トン。マッシュタンはフォーサイス社製のセミロイタータン。発酵槽はホーロー製で、合計7基ある。
スチルもフォーサイス社製で、初留、再留1基ずつの計2基が稼働する。どちらもランタンヘッド型だが、これは旧軽井沢蒸留所のデザインを踏襲したものだ。樽詰め度数は63%に設定している。現在の年間生産量はホグスヘッド樽に換算して250樽ほど。熟成庫は旧軽井沢蒸留所近くにある倉庫の他、環境の異なる貯蔵庫が複数ある。
軽井沢の風土で、最低でも10年間はじっくり熟成させたいという思いから、初蒸留から10年間はウイスキーを販売しない予定。一部はカスクオーナー制で販売しているものの、10年間瓶詰めをしないようお願いしているという。
所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町発地2785-318 |
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所有者(オーナー企業) | 戸塚酒造 |
創業年(会社設立年) | 1653年 |
ウイスキー蒸留開始年 | 2022年 |
仕込水 | 浅間山の伏流水(硬水) |
原料大麦(品種/産地/メーカー・タイプ) | 海外産(将来的には地元産麦芽も使う予定) |
モルティング設備 | 無 |
モルトミル | 1基 |
ワンバッチ麦芽仕込量/仕込回数 | 1トン |
糖化槽・濾過器/数 | セミロイタータン(フォーサイス製)×1基 |
麦汁量 | 5,000リットル |
発酵槽/数/容量(張込量)/発酵時間 | ホーロー製×7基 |
初留器タイプ/メーカー/数/容量(張込量) | ランタンヘッド型(フォーサイス社製)×1基 |
加熱方式 | 間接加熱 |
冷却装置 | シェル&チューブ |
再留器タイプ/メーカー/数/容量(張込量) | ランタンヘッド型(フォーサイス社製)×1基 |
加熱方式/ミドルカット | 間接加熱 |
冷却装置 | シェル&チューブ |
樽詰度数 | 63% |
ボトリング設備 | 有 |
製品 | ウイスキー その他スピリッツ |
特記事項 | 標高約910m、敷地面積約1.3ヘクタール |
1653年 | 戸塚酒造創業。 |
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2019(令和元) | 軽井沢ウイスキー設立。 |
2021(令和3) | 蒸留所建設開始。 |
2022(令和4) | ウイスキー製造免許を取得、製造を開始。 |
2027(令和9) | 他社ウイスキーとブレンドした商品を出荷。(予定) |
更新履歴: | 2025年3月18日 |
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