最終更新日: 2025年03月17日
KITAKARUIZAWA 北軽井沢蒸留所
銀座で「Bar LAG」を営む坂本龍彦氏がオーナーの北軽井沢蒸留所は、その名のとおり群馬県の北軽井沢地区にある。標高1,100メートルほど。坂本氏は2022年2月に株式会社LINKを設立し、同年7月に蒸留所の建設工事を着工。2023年3月に竣工し、同年5月にウイスキーの製造免許を取得した。
北軽井沢蒸留所のワンバッチは麦芽150㎏。粉砕機、糖化槽、発酵槽は中国製だ。使用する麦芽はクリスプ社製およびマントン社製のノンピート、ピーテッド麦芽。発酵槽はステンレス製が2基。ファーメンティス社製のドライイーストを使用し、発酵時間は60〜140時間だという。
スチルは福岡県糸島市にある「黄河」のカスタムメイドが1基稼働している。胴体部分はステンレス製で、ヘッドとスワンネック部分、冷却装置のワーム部分は銅製という個性的なスチルで、特にヘッド部分は日本の伝統技術である“へら絞り”の技法を用いて作られている。
ウイスキーの造りは、糖化2回分のモロミで初留を行い、350リットルのローワイン3回分を一緒にして再留を行う。冷却装置はワームタブ方式だ。
所在地 | 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1991-127 |
---|---|
所有者(オーナー企業) | LINK |
創業年(会社設立年) | 2022年 |
ウイスキー蒸留開始年 | 2023年 |
原料大麦(品種/産地/メーカー・タイプ) | 英国産/クリスプ製、マントン製 |
麦芽のフェノール値 | ノンピート、ピーテッド |
モルティング設備 | 無 |
モルトミル | 中国製 |
ワンバッチ麦芽仕込量/仕込回数 | 150㎏ |
糖化槽・濾過器/数 | 中国製 |
麦汁量 | 750リットル |
イースト菌 | ドライイースト(ファーメンティス製など) |
発酵槽/数/容量(張込量)/発酵時間 | ステンレス製(中国製)×2基/60~140時間 |
初留器タイプ/メーカー/数/容量(張込量) | 胴体部分はステンレス製、ヘッドとスワンネック部分、冷却装置のワーム部分は銅製。ヘッド部分は“へら絞り”の技術でつくられている(黄河製)×1基 |
加熱方式 | スチームまたは間接加熱 |
冷却装置 | ワームタブ |
ボトリング設備 | 無 |
ビジターセンター/見学 | 無 |
製品 | ウイスキー |
2022(令和4) | 地鎮祭を実施。蒸留器搬入済。蒸留試運転を開始。 |
---|---|
2023(令和5) | ウイスキー免許を取得。蒸留所開設。 |
更新履歴: | 2025年3月17日 |
---|
※当サイト内すべてのコンテンツの著作権は、ウイスキー文化研究所に帰属します。無断使用および転載は固くお断りいたします。