最終更新日: 2025年03月12日
OSUMI 大隅酒造
 
                       
                       
                       
                       
                      サントリーグループの100%子会社である大隅酒造が運営する蒸留所で、同社は焼酎蔵がひしめく鹿児島県の大隅半島北部で2004年に創業。ウイスキーの製造免許は2016年に取得。施設で購入する全ての電力に100%再生可能エネルギーを利用し、2021年に燃料を重油からLNGへ転換、現在は本格焼酎の生産に注力している。主要ブランドは焼酎の「大隅」で、香りを抽出する独自の蒸留法や酵母の種類にサントリーの技術が活かされているほか、炭酸割りに特化した麦焼酎をリリースするなど、特色あるラインナップが揃う。
ウイスキーでは「エッセンス・オブ・サントリーウイスキー」シリーズの第4弾として、米を主原料にした大隅蒸溜所産の「ライスウイスキー」が2020年に発売された。現在は焼酎製造用のステンレス製蒸留器4基(初留2基・再留2基)が稼働し、焼酎を軸に年間約300万リットルを生産する。ウイスキーの今後の生産は未定。
| 所在地 | 鹿児島県曽於市大隅町坂元860-1 | 
|---|---|
| 所有者(オーナー企業) | 大隅酒造(サントリーホールディングス) | 
| 創業年(会社設立年) | 2004年 | 
| ウイスキー蒸留開始年 | 2016年 | 
| 初留器タイプ/メーカー/数/張込量 | ステンレス製ストレート型(焼酎製造用、常圧・減圧可変)7,000リットル×2基 | 
| 加熱方式 | スチーム | 
| 冷却装置 | シェル&チューブ | 
| 再留器タイプ/メーカー/数/張込量 | ステンレス製ストレート型(焼酎製造用、常圧・減圧可変)7,000リットル×2基 | 
| 加熱方式/ミドルカット | スチーム | 
| 冷却装置 | シェル&チューブ | 
| その他の蒸留器(ウイスキー・その他/タイプ/数) | 焼酎/ポットスチル(上記スチルも兼用) | 
| ボトリング設備 | 有 | 
| ビジターセンター/見学 | 無/不可 | 
| 製品 | ウイスキー その他スピリッツ | 
| 特記事項 | 創業以来、乙類焼酎(本格焼酎)を中心に生産。ウイスキーは2020年に「ザ・エッセンス・オブ・サントリーウイスキー」の第4弾として、米を主原料とした「ライスウイスキー」を発売。 | 
| 2004(平成16) | 大隅酒造設立。大隅町(現・曽於市)と立地協定を結び、工場建設に着手。 | 
|---|---|
| 2005(平成17) | 新工場完成、蒸留作業を開始。 | 
| 2014(平成26) | サントリーグループ会社化し第4蒸留所となる。スピリッツ製造免許取得。 | 
| 2016(平成28) | ウイスキー製造免許取得、製造を開始。 | 
| 2019(平成31) | 本格焼酎「大隅 OSUMI〈芋〉」発売。 | 
| 2020(令和2) | サントリー第4弾「ザ・エッセンス・オブ・サントリーウイスキー〈ライスウイスキー〉」、本格焼酎「大隅 OSUMI〈麦〉」発売。 | 
| 2021(令和3) | 炭酸割り専用麦焼酎「香る大隅〈麦とジャスミン〉」発売。 | 
TWSC受賞歴
<TWSC2020>
| 銅 賞 | 【焼酎部門】大隅 OSUMI 芋 | 
|---|
<TWSC2021>
| 銀 賞 | 【焼酎部門】大隅 OSUMI 麦 | 
|---|
<TWSC2022>
| 金 賞 | 【焼酎部門】香る大隅 麦とジャスミン | 
|---|---|
| 銀 賞 | 【焼酎部門】大隅 麦 | 
<TWSC2023>
| 金 賞 | 【焼酎部門】大隅 芋(ベストコストパフォーマンス賞 芋焼酎 Under25)/【焼酎部門】香る大隅 麦とジャスミン | 
|---|---|
| 銀 賞 | 【焼酎部門】大隅 麦 | 
<TWSC2024>
| 金 賞 | 【焼酎・泡盛部門】(焼酎)大隅 麦(ベスト・コストパフォーマンス賞 芋焼酎Under25) | 
|---|
| 更新履歴: | 2021年9月17日/9月28日/10月6日/11月29日/2022年4月18日/6月8日/8月29日/2023年5月30日/10月12日/2024年5月8日/8月9日/8月19日/2025年3月7日/3月12日 | 
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