最終更新日: 2026年04月07日
FUJI HOKUROKU 富士北麓蒸留所
「富士山に一番近い鉄道」で知られる富士急の終点、河口湖駅から徒歩10分ほどのところにあるのが、「甲斐の開運」で知られる日本酒の蔵元、井出醸造店。1700年頃に醤油・味噌醸造からスタートし、江戸末期の1850年頃に、その発酵技術を活かして清酒造りを始めた。ウイスキー造りを始めたのはコロナ禍の2020年から。
貯蔵庫には富士の樹海の中で伐採された、正真正銘の富士のミズナラ樽が眠っており、中には樹齢350年の巨木からつくられたミズナラ樽もある。
製品はモルトとグレーンをブレンドした「大樹海」など。また、2024年にはスリーアローズとコラボして「富士北麓蒸留所 シングルモルト ファーストリリース」を限定発売。2025年には麦芽と米のみを原材料に清酒酵母を使って造った「富士北麓蒸留所 シングルライスグレーン シグネチャー」を発売している。
| 所在地 | 山梨県南都留郡富士河口湖町船津8 |
|---|---|
| 所有者(オーナー企業) | 井出醸造店 |
| 創業年(会社設立年) | 1700年 |
| ウイスキー蒸留開始年 | 2020年 |
| 仕込水 | 地元富士河口湖町の上水(富士山の伏流水) |
| 原料大麦(品種/産地/メーカー・タイプ) | 英国マントン社製、ドイツ・バンガード社製 |
| 麦芽のフェノール値 | ノンピート、ピーテッド |
| その他の原料穀物 | 米 |
| モルティング設備 | 無 |
| モルトミル | ENGLモルトミル(P.A.B. 製) |
| ワンバッチ麦芽仕込量/仕込回数 | 450㎏/週2回ほど |
| 年間生産能力(LPAまたはリットル[平均アルコール度数]) | 1万5,000リットル(2021年) |
| 糖化槽・濾過器/数 | ステンレス(薮田産業製)(フィルター(固液分離装置)別設置)×1セット(3,000リットル) |
| イースト菌 | 清酒酵母(ワンバッチ2kg) |
| 発酵槽/数/張込量/発酵時間 | ホーロータンク×2基/約6,500リットルと約4,500リットル/4日間 |
| 初留器タイプ/メーカー/数/張込量 | ステンレス焼酎用(薮田産業製)×1基 常圧減圧切替可能型・ネック内部に銅製邪魔板(笠状)を設置 |
| 加熱方式 | スチーム |
| 冷却装置 | プレート式冷却器 |
| 再留器タイプ/メーカー/数/張込量 | 無(初留器を兼用) |
| ウェアハウス/貯蔵タイプ | ラック式(4段) |
| ボトリング設備 | 有 |
| ビジターセンター/見学 | 売店有/酒蔵見学可 |
| 製品 | ウイスキー その他スピリッツ |
| 特記事項 | 日本酒蔵元、標高約850m。モルトウイスキーのほかにライスウイスキー原酒、ハイボール用原酒の開発製造を行っている。米を主原料にグレーンウイスキーを製造。 |
| 江戸中期(1700年頃) | 醤油醸造で創業。 |
|---|---|
| 江戸末期(1850年頃) | 16代井出與五右衞門が清酒の製造を開始。「開運」と命名する。 |
| 1985(昭和60) | 清酒「開運」を「甲斐の開運」に名称変更。 |
| 1995(平成7) | リキュールの製造を開始。 |
| 2019(平成31) | 発泡清酒「北麓スパークリング」の製造を開始。 |
| 2020(令和2) | ウイスキー製造免許を取得。ウイスキー蒸留を開始。 |
| 2021(令和3) | 「富士北麓ハイボール」発売。クラウドファンディングでニューポット4種、熟成用2リットル樽発売。200リットル樽カスクオ―ナー制度開始。麦芽と米を原料としたブレンデッド「グーレンモルトウイスキー大樹海2020 1St. Original」、蔵来店者限定販売の「NEWPOT ZERO-Ⅰ」「NEWPOT ZERO-Ⅱ」発売。 |
| 2023(令和5) | 蒸留所3周年蔵見学会を実施。参加者が購入できる「Grain &Malt Blended Whisky (The 3rd Anniversary Fujihokuroku Distillery from the barrel」発売。 |
| 2025(令和7) | 「富士北麓蒸留所 シングルライスグレーン シグネチャー」発売。 |
| 更新履歴: | 2022年8月27日/2026年4月2日/2026年04月07日 |
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