最終更新日: 2025年03月24日
UMEGAE SHUZO 梅ヶ枝酒造
長崎県佐世保市の城間地区は、かつて長崎と平戸を結んでいた平戸往還が近くを通り、米づくりや畑作、果物、漁業で栄えた地。ここに1787年に創業した梅ヶ枝酒造は、建物が登録有形文化財に登録されている老舗の日本酒蔵。屋号の「梅ヶ枝」は、敷地内に今も残る1本の梅の木に由来し、時の大村藩主・大村純鎮公より名付けられたという。
日本酒だけでなく、焼酎やリキュール、ジンも手がける梅ヶ枝酒造がウイスキー製造免許を取得したのは2023年1月。日本酒蔵の中に間借りした状態でウイスキー造りを始めた。
モルトミルはキュンツェル社製、発酵槽は焼酎などと兼用。ポットスチルはホルスタイン社製のハイブリッドスチル1基で、これで初留・再留の2回蒸留を行っている。樽は主にワイルドターキーのファーストフィル樽を使用している。
梅ヶ枝酒造の9代目蔵主は長野哲也氏。長野家には長男哲也氏、次男剛士氏、そして三男太伸氏の3兄弟がいて、力を合わせて家業を盛り立てている。梅ヶ枝酒造の焼酎に、「三人力」というのがあるが、いつか“三人力”というウイスキーがお披露目されるかもしれない。
所在地 | 長崎県佐世保市城間町317 |
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所有者(オーナー企業) | 梅ヶ枝酒造 |
創業年(会社設立年) | 1787年 |
ウイスキー蒸留開始年 | 2023年 |
原料大麦(品種/産地/メーカー・タイプ) | マントン製 |
モルティング設備 | 無 |
モルトミル | ローラーミル(キュンツェル製) |
ワンバッチ麦芽仕込量/仕込回数 | 350㎏ |
年間生産能力(LPAまたはリットル[平均アルコール度数]) | 7,000リットル(~2023年11月) |
糖化槽・濾過器/数 | ステンレス製×1基 |
麦汁量 | 1,950リットル |
発酵槽/数/容量(張込量)/発酵時間 | 2基(焼酎などと兼用) |
初留器タイプ/メーカー/数/容量(張込量) | ドイツ、ホルスタイン製ヘルメット型ポットスチル×1基+コラムスチル(8棚段)のハイブリッドタイプ×1セット |
再留器タイプ/メーカー/数/容量(張込量) | 無(初留釜で兼用) |
樽詰度数 | 65% |
ウェアハウス/貯蔵タイプ | 有 |
ボトリング設備 | 有 |
製品 | ウイスキー ジン |
2023(令和5) | ウイスキー製造免許を取得し、生産を開始。 |
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更新履歴: | 2025年3月24日 |
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